2012年3月7日水曜日

KORG Blogger's Meeting 2011

行ってきました!

monotribe、WAVEDRUM miniなど
KORGの新商品にいち早く触れてまいりました!

詳しい仕様はこるぐさんのHPを見ていただくとして…
http://www.korg.co.jp/Product/Dance/monotribe/
http://www.korg.co.jp/Product/Drum/WAVEDRUMmini/

実際にいじくった感想などを述べていきたいと思います。

■monotribe
monotronがパワーアップして、Elecribe的なインターフェースが
追加されて、monotribeになりました。

思っていた以上に筐体がしっかりとしていて、ずっしりしたイメージ。




monotronと同じく、立派なアナログシンセサイザーです。
何故今頃アナログ?と思いますが、コルグさんはアナログシンセには
特別な思い入れがあるそうです。アナログシンセはコルグの原点、と
仰ってました。それを低価格で、広く皆さんに使って欲しいそうです。

monotronのリボンコントローラーは一応キーボードのマークが
ついていましたが、正確な音程で演奏するのは難しい仕様でした。
monotribeにはオートチューン、クロマチックモードなどが搭載され、
より『音楽的な』演奏が出来ます。最低音から最高音までを範囲にする
Wideモードもあるため、クレイジーな音も勿論!出せますw

VCFはMS-20譲りのアナログ回路。S/N比の細かい調整はあるそうですが、
基本的にMS-20と同じもののようです。つまり…エグいw
個人的には一番惹かれるセクションであります。微妙なカーブとか
レゾナンスの効き方がジャストミートと言うか、非常に気持ち良いのです。

VCAは3種類のエンベロープを搭載。
LFOはピッチとフィルター両方にかける事ができ、波形もノコギリ波、三角波、
矩形波から選べます。ワンショットモードにするとエンベロープ的な使い方も
可能。んで、最大周波数が5kHzだそうで…w もうLFOじゃないw
LFOじゃない周波数帯域でモジュレーションかけられるってことはアンタ、
アレですよアレ。これまたエグいんですよ。

シーケンスはリアルタイム演奏を記録する事ができます。
フラックスモードをONにするとシーケンスが連続的に記録される
(クオンタイズされない?)ので、演奏する時にイライラしませんw

シーケンスのステップ数は自由に変えられます。そして何と、ステップの
『中抜き』も出来るんです。ステップ5から9まで抜き、とか。
ものすごい変則的なビートが生成されますw

今回ゲートタイムの調節がリボンコントローラーで可能になりました。
それをリアルタイムで記録できます。ゲートタイムをモーションシーケンス
出来ると言えば分かりやすいのかな…。オーガニックな気持ち良い揺れを
脳ミソからそのまま反映できると言うか、イチオシの機能です。

そしてこのmonotribe、パルス波の音声信号によって複数台のシンクが
できます。LiveなどのDAWからも制御可能。CDJやTraktorなどのDJ
ソフトも、まだやってないけどイケるんじゃないか?という事です。
iElectribeとワイヤレスのシンクもやれるとか…もうね。

monotribeにはBPM表示がありません。
そのためにiPhoneアプリが開発されました。BPMを表示したり、
タップしたり出来る他に、SWINGをかけられるんですw
フリーダムすぎますw




ちなみにこちら、テストタイプのmonotribe。これもかっこいいですね。




会場にはKAOSS PAD QUADに接続されたmonotribeが置いてありましたが
これは最強の組み合わせです。気持ちイイ。

当日録った、monotribe動画はこちら!



■WAVEDRUM mini




WAVEDRUMの、電池駆動も可能な小さいやつです。
スピーカーが付いているので、アンプに繋がなくても音が出ます。
プリセット音色は100パターンほど。リバーブ、ディレイ、フェイザー等
10種類のエフェクト搭載。

更に100種類ぐらいのリズムパターンが記録されており、それに合わせて
リアルタイム演奏したものを記録し、重ねていくことが出来ます。
1回分のUNDO機能が付いているので、ミスッても安心w

…まぁ、ここまででも、かなり魅力的なデバイスであるのですが、
コイツの何よりの魅力は、やはりセンサークリップです。

指先につけるパルスオキシメーターのクリップみたいな(はい!
すっごい分かり易い例えですね!)クリップには振動を検知する
マイクセンサーが搭載されており、挟んだ物体の振動をキャッチします。
その振動で、WAVEDRUMの音源が、鳴ります。
当然、色々な音を、アサイン、可能です。

こーれーがーもーうーめーちゃーたーのーしーいー!!!!!!

クリップで挟める範囲の大きさの物が、全て楽器と化してしまいます。

例:
机にクリップつける→大きな打楽器完成
笛にクリップつける→吹かない笛完成
ペンにクリップつける→何かペンで書くと効果音付きにw
ボトルに水を入れてクリップつける→水による振動もキャッチして不思議な音に

その他、想像力次第で可能性は無限大。
君のクリエイティビティを(略

センサーの感度を上げれば、非常に小さな振動も検知するので、
机にクリップをつけてその上をハムスターみたいな小動物を
走り回らせても面白そうです。

手首につけたら脈を検出するのかな〜?と言ったら、KORGの方に
もうお試し済み(!)と言われましたw
そこまでセンサーは敏感じゃないみたいです。むむむむむ。
でも、走り回って脈のゲインを上げた後、肘の動脈で試したら
検出しそうな気もしますw 今度トライしてみようw

クリップセンサーとWAVEDRUM本体には別々の音をアサイン
出来るので、同時に2種類の音が奏でられます。
2人プレイが可能ってことです!お友達とセッション出来ますね!



人参、です。

人参にクリップセンサーを取り付けてあります。
すりおろすと、面白い音が鳴ります。
山芋とか大根とか柔らかい野菜で試すと、また音が違うそうです。
お料理が楽しくなること必至ですね。

このWAVEDRUM mini、モバイル電子楽器として優れているのは勿論、
オモチャ的な楽しさも備えていて、これはすごいな、と思いました。
だって、何でもかんでも楽器になっちゃうんですよ。

人間につけると、人間も楽器になります。
(まぁ人間はもとから楽器ですけど。)

手首にセンサーを付けて指パッチンや拍手をするとテケテケぽんぽん。
靴にセンサーを付けてステップを踏むとドンチャカドンチャカ。
ベルトにセンサーを付けて暴れるとドンドコシャカシャカ。

これほど楽しいオモチャはありません。
コルグさん、やってくれました。

動画、見てください。動画を見るのが一番早いです。


店頭にあったら、是非いじってみてください。ホント楽しいです。

プレゼンテーションが終わった後のお触りタイムでも、みんな
フィーバーしてました。サイモンガーさんはてぃくびにセンs…いや
なんでもありません。

みんなが頑張ったので、人参のすりおろしが沢山できました。




人参は、コルグの皆さんが後で美味しくいただきまs…いや知りません。


WAVEDRUM miniは今のところ価格未定だそうで…
気になりますね。


コルグ・ブロガーズ・ミーティング2011レポでしたー!

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