2013年11月13日水曜日

新生ユニットCT+Xと1stアルバム『Particles』 / About the techno unit CT+X and the first album "Particles"

新生と言っても、2年近くライブやコンピへの曲提供で活動してきましたCT+Xが、1stアルバム『Particles』をリリースしました。通販しております。

CT+XはCardiacTranceX-traXの2人組ユニットです。
フロア向けの本格的なTechno / Progressive House / Tranceなどの4つ打ち系トラックメーカーとして立ち上がりました。インストが圧倒的に多く、フロアユースを想定して1曲の長さも充分に取っております。『海外にも通用するレベルの音』を目指し、日々努力中です。性格が真っ反対の白黒ユニットです。

ユニット結成に至ったきっかけは、CardiacTranceとX-traXがイベントでお互いの曲を聴き『作風似てない?』と思い始めた事から始まりました。作風と言うより、目指すものが似ていると言うか。じゃあユニット組んじゃおうかと。


当初はKORG M01を使用して楽曲を共作し、ニンテンドーDSだけでお手軽ライブが出来るモバイル系ユニットとして活動していましたが、最近は路線を変え、Logic Pro Xなど本格的DAWなどのツールを使ったトラックメイキングユニットに移行しました。ライブではCardiacTranceがミキサー操作を担当し、X-traXがエフェクタの操作を担当します。

CardiacTrance - 得意分野はミニマル、トライバル。
血の気が多く、自由奔放で破天荒。売られた喧嘩は買う。

X-traX - 得意分野はダッチトランス、エレクトロ。
穏健主義でしっかり者、情熱を隠すクールガイ。不思議ちゃん疑惑。





そのCT+Xが今まで書き溜めて来た曲をLogicで再構築、アレンジして出したアルバムが『Particles』です。 10曲なのですが、1曲1曲がフルサイズなので、CDの用量ギリギリでした。
Particlesのクロスフェードデモ
https://soundcloud.com/ctx-official/ctx-particles-demo

Particles、通販行っています。
送料含め、日本国内なら1枚あたり1200円、 海外だと1500円になります。
興味のある方はお気軽にご連絡ください。

尚、期間限定でParticles収録曲『Longinuslanze』のフルバージョンをSoundCloudにて公開しております。今時となってはちょっと珍しい、2000年代初頭を思い起こす、SuperSaw系リードばりばりのアップリフティングなダッチトランスナンバーです。
https://soundcloud.com/ctx-official/ctx-longinuslanze

M3でのリリースでは、DJの方達が結構買ってくれました。
ありがたい事です。

これからもCT+Xを宜しくお願いします。

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制御棒侍1&2、BandCampで配信開始!オモシロPVもあるよ! / CRS1&2 Available on Bandcamp now. + Watch the funny Samurai movie.

映画『制御棒侍』オリジナルサウンドトラック1、2をBandcampにて配信開始しました。


映画『制御棒侍』オリジナルサウンドトラック 1
http://control-rod-samurai.bandcamp.com/album/control-rod-samurai-haku-the-movie-original-soundtrack-1-1


映画『制御棒侍』オリジナルサウンドトラック 2
http://control-rod-samurai.bandcamp.com/album/control-rod-samurai-haku-the-movie-original-soundtrack-2-2

日本語対応ではないのにBandcampを選んだ理由は、価格を自分で設定出来るのでかなりお安くご提供出来る事、自由にディスカウントキャンペーンなどを開いたりできる事、逆にリスナーが設定された値段以上の価値があると判断すれば、上乗せして支払いする事も可能、などとにかく自由度が高いからです。また、全曲フルバージョンで視聴が出来るので、全部聴いてから購入するか判断が出来ます。

そして、他配信サイトはフォーマットがMP3のみだったりするのですが、BandcampはMP3からFLACまで様々な種類のフォーマットを選ぶ事が可能で(値段は変わらない)超高品質のファイルをダウンロードできます。MP3だと、高い音質を求められる場面ではちょっと物足りないですよね。

そしてここからはリスナー側ではなく作る側のメリットなのですが、Bandcampは非常に明朗会計で、収益のうち15%はBandcampが持っていきますが、残りは全てアーティストの元へと迅速に支払われます。大規模な配信サイトだと、中間業者を通すので色々とややこしい事になり、アーティストには殆どと言って良いほどお金が入ってこないケースがあります。50%も入れば御の字。どう中抜きすればそうなるの?と言いたくなるような金額が入ってきます。99%ぐらい抜いたんじゃないの?と思う事も。

余程メジャーでない限り、大手配信サイトで水増しされた値段で売られている音楽を買っても、儲かるのは業者ばかりで、アーティストの元には殆ど届かないのです。しかも50ドル(約5000円)などの高い支払い閾値があり、女子部も制御棒侍も配信が始まってから結構長いのに、まだ一度も支払いがありません。

…なので、ぶっちゃけ言います。
アーティストにお金を届けたいのなら、Bandcampでアルバムや曲を買ってください。(他にもそう言ったサイトはあると思いますが日本語対応ではないでしょう)

無料でアルバムを公開し、お金を請求する事自体を良しとしない向きの人達もいますが、 私はアーティストにお金が入る事については大々的に賛成です。そのお金を元に、アーティストは更に良い物を作る事が出来ますから。次の作品に繋げられます。イベントなどを開く際の資金源にもなります。これってWin-Winの関係だと思うけど、どうかな。

残念な事にBandcampも今時点では日本語に対応していません。しかしPaypalアカウントを所持していれば、お買い物はとても簡単です。気に入った曲やアルバムをBuy Nowボタンを押して、カートに入れ、支払いの時にPaypalを選択するとPaypalを通して即座に支払いが行われ、DLが可能になります。前述の通り、個人の用途に合わせてフォーマットを選べます。複数フォーマットのDLも可能です(上乗せ無し)。

アルバムの購入をご検討の方で、ヘルプが必要な方はご連絡ください。


…と、ちょっとイデオロギーな語りも入ってしまいましたが、制御棒侍2の配信は初ですので、記念に身体張りまくりのバカPVを作りました。収録曲をバックに映像が流れます。良かったら見て下さい。特に、巫女さん好きは是非!是非に!

なお、制御棒侍2オンライン版には、ボーナストラックとして、制御棒侍1に収録されたコスモワークスさんの楽曲『西向く侍』の別バージョンが収録されています。カッコイイので、是非!

制御棒侍3、M3にてリリース。 / Control Rod Samurai 3 was released on 10/27/2013

映画『制御棒侍』サウンドトラックの最新作、『制御棒侍3』が10/27の秋のM3にてリリースされました。

買ってくださった皆様、ありがとうございました。
通販を開始致しましたので、興味のある方はお気軽にご連絡ください。

送料を含め、日本国内では1枚あたり¥1200になります。複数ご注文の
場合は、注文枚数によって送料が変わってくるので発送してからのお知らせになりますが、目安としては1枚増える毎に +100円といったところです。

日本国外の発送の場合は1枚あたり¥1500ですが、重量を減らすためにケースを抜いての発送などのご要望に応じます。支払いはPaypalのみになっておりますが、難しい方はご相談を。

因みに、2枚以上ご注文の方には、ささやかな特典アイテムが付きます。

クロスフェードデモです。
https://soundcloud.com/yotsuchi-systems/control-rod-samurai-3

今回のアルバムは、いつもと同じく、ジャンル問わず楽曲が集まる幕の内弁当的なコンピだったのですが、少し毛色が違い、実験音楽的な曲が増えました。もちろん、しっかり踊れるダンスチューンの数々も健在です。

以下、収録曲とアーティストのリストです。

01. Encrypted Nature [flute played by CardiacTrance] / Von Nohrfeldt
02. 真剣! - SHINKEN! - /Bun
03. 納豆侍見参 / Natto21
04. 仕込み刀 - SHIKOMIGATANA - /コスモワークス (COSMOWORKS)
05. 木枯らしと太鼓持ち - Kogarashi And Taikomochi - / DJ zetu
06. 今井鴉人参上! - Clotho IMAI Strikes! - / Akinori Nemoto
07. 抜刀隊 - Batto-tai - / 東條平八郎 + 無限軌道 (Tojo Heihachiro + mugenkidou)
08. 緑ぬニライカナイ  (Under Control Edition) - MIDORI NIRAIKANAI - / CardiacTrance
09. Bon of the dead / 怖音(kowaoto)
10. Lonely Soldier / CT+X
11. 彷徨い刀 - samayoi-gatana - / [yakan] 


レギュラーメンバー(CardiacTrance, DJ zetu, Akinori Nemoto)に加え、ゲストの怖音さん、コスモワークスさん、東條平八郎+無限起動(ユニット)さん、CT+X(ユニット)さんと4組のゲストと、Von Nohrfeldtさん、Bunさん、Natto21さん、[Yakan]さんの4人の新規ゲストをお呼びしての非常に豪華な内容になりました。
エンジニアはacimorph9さんが担当しています。

各曲を私の感想も同時に、少しご紹介したいと思います。

01. Encrypted Nature [flute played by CardiacTrance] / Von Nohrfeldt
Von Nohrfeldtって誰だ?と思った方もいるでしょう。実は、DS-10 Dominatorでお馴染みの、オランダ在住のRutger Muller君です。制御棒侍初の海外ゲストとなりました。優れたサンプル音源をふんだんに使用した、環境音楽と言うか、非常に実験的なエレクトロニカになっています。日本の寺の鐘の音のサンプルのピッチを下げてドローンとして使用し、太鼓のサンプルにあたっては、サンプル制作者に直接交渉して使用許可を得たそうです。非常に迫力のある音です。クレジットの通り、笛の音色は私によるものです。能楽の笛の音が欲しかったそうなのですがサンプルが見つからず、依頼されました。と言っても能楽に使う能管という笛は独特の甲高い音を出す為に、特別な内部構造になっており、ビギナー用でも1万円台なので、所持している神楽笛で、通常使う2オクターブの更に上の倍音を強引に出して模倣しましたが、合格出ました。

02. 真剣! - SHINKEN! - /Bun
こちらも初参加のゲストさんです。実は、何度かライブ現場でお会いしています。チップチューンの印象が強い方でしたが、上がってきた曲は意外にも生楽器系の波形を使った、ミニマルなサントラ路線の曲でした。緊迫感があり、時代劇のBGMとして使っても違和感なくはまり、シーンを盛り上げてくれる事でしょう。ストーリー性を感じさせる展開も良いです。Bunさん、演劇音楽制作のご経験もあるそうで、納得です。

03. 納豆侍見参 / Natto21
Natto21さんも初参加のゲストさんです。DS-10全盛期、DSを複数台使っての素晴らしいアンビエントの演奏を聴いた事がある方もいるのではないでしょうか。私は個人的に、DS-10のアンビエントではNatto21さんの前に出る人はいないと思っています。1度イベントにお呼びして、生で聴いた時は音色の優しさと美しさに本当に涙が零れ落ちました。今回のコンピでは、電子バイオリンの演奏が中心、ご自身でサンプリングした虫の音も取り入れた環境音楽の要素が強い曲ですが、バイオリンの旋律は時に優しく繊細、時に暴力的で非常に起伏に富んでおり、相当実験的な曲となっております。

04. 仕込み刀 - SHIKOMIGATANA - /コスモワークス (COSMOWORKS)
コスモワークスさんは2回目のご参加になります。前回(制御棒侍1)に提供された、最高にキャッチーでアッパーな和テクノはPVでも大活躍でした。今回は『コスモワークスというユニットの原点に戻る』と本人の仰った通り、アナログシンセサイザーをフル活用してのコスモワークス節全開の和風テクノになっています。如何にもアナログシンセ、と言った音色やメロディーが、シンセフリークにはたまらない内容です。

05. 木枯らしと太鼓持ち - Kogarashi And Taikomochi - / DJ zetu
レギュラーメンバーのDJ zetuさんによる曲。因みにレギュラーメンバーとは『言い出しっぺ』の事で、制御棒侍コンピの実現に大きく関わったメンバーの事ですw DJ zetuさんは今回もハウスで攻めて来ました。いつもよりもヨーロッパ方面の影響が感じられますが、見事に和の要素と融合させています。この方はDJなので、DJが求めるトラックが何であるのかをよくご存じです。展開と言い、迫力のある低音ベースと言い、完全にフロア向きの楽曲だと思います。

06. 今井鴉人参上! - Clotho IMAI Strikes! - / Akinori Nemoto
もう1人の言い出しっぺメンバーです。zetuさんに続いて、正当派4つ打ちダンスチューンで来ました。若干トランス的要素の入った、トーンの明るいハウスです。この方はの引き出しの多さは、制御棒侍シリーズを通して知りました。毎回どんな曲を出して来るのか、全く予想が出来ません。今回の曲は洗練された王道さを感じると同時に、とてもキャッチーなナンバーだと思います。曲後半の声ネタとリズムトラックの絡みが本当に気持ち良いです。

07. 抜刀隊 - Batto-tai - / 東條平八郎 + 無限軌道 (Tojo Heihachiro + mugenkidou)
制御棒侍2に続いての、2回目のご参加です。基本、ゲストを2連続で呼ぶと言うのはゲストさんにとって負担になりますので、やっていないのですが、今回はどうしても事情がありまして。快諾して下さってありがとうございました。前回の軍歌デステクノに続き、今回は軍歌ファンコット!しかも男気溢れるウタモノです(東條平八郎さんが歌われているそうです)。動き回るベースとフーバー系の強烈なシンセリード、そして軍歌と来れば、もう踊るしかない。これ、もしクラブでかかったら雄叫び上げますよ。

08. 緑ぬニライカナイ  (Under Control Edition) - MIDORI NIRAIKANAI - / CardiacTrance
恥ずかしながら私の曲です。今回、ダウナーな曲が多かったのでとことん脳天気でバカな曲を作ろうとして思いついたのがこれでした。 沖縄民謡とテクノを合わせたようなちょいBPM速めの曲です。恥ずかしながらボーカルは私で、子ども達と大人の2役を演じました。色々な所からオマージュしてきた声ネタはお下劣さ爆発。しかし制御棒侍は『下ネタから始まった、本気のメディアミックス・エンターテインメント』というキャッチフレーズを冠しているので、いいのです。最近Logic Proに環境を移しまして、この曲は事実上のLogic処女曲です。

09. Bon of the dead / 怖音(kowaoto)
怖音さんは実はレギュラーではなくて、ゲストさんなのです。皆勤賞です。この方の作る暴力的でハードコアなノイズ、音響の良いクラブで実際に聴いた事がありますが、凄いですよ。クラブのスタッフ曰く『低音で建物が揺れた』そうです。今回はiMS-20でしょうか、歪んだ音色と暴力的なシンセのフレーズは健在。いつもよりは『音域埋まってる感』が少なく新鮮ですが、それが曲全体に起伏を生み出し、暴力的なシンセリードを際立たせています。大きなクラブで聴きたいなぁ。

10. Lonely Soldier / CT+X
ゲストとしては2回目の参加のCT+Xです。CardiacTranceとX-traXによるユニットです。 日本人のツボを突きまくりの哀愁系の和風ダッチトランスで、ウタモノなので制御棒侍3の中でも特にポップな曲だと思います。X-traXさん曰く『エロゲートランス』。まぁ確かに言われてみたらそんな感じですね。色々と条件が重なってそうなったようです。しかし作りが本格的な事と、歌の歌詞が英語なのでそこまでエロゲートランスでもないかもしれません。歌詞、ボーカルは私が担当しました。初めてLogicを触った曲で、マイクの設定や音量のバランスなどがよく分からず、ファイルを渡されたX-traX君は頭を抱えた事でしょう。曲はキャッチーでポップですが、歌詞はすごく鬱です。白千代(制御棒侍)が幼少の頃、里で起こった『悲劇』についての歌で、幼い11歳の白千代が、か細い声で囁くように、今にも泣きそうな感じで歌っているイメージです。サビの部分は、少し成長した白千代が里での出来事を思い出し、絶望に叫ぶイメージです。オリジナルのボーカルはかなり感情が籠っているのですが、曲調に合わない上にヘタなので、X-traX君がずいぶん編集を加えてくれたようです。

11. 彷徨い刀 - samayoi-gatana - / [yakan]   
DS-10ではNine Inch Nailsを彷彿とさせるヘビィな電子ロックでお馴染みの夜間さんにオファーを出してみました。初登場のゲストさんです。DS-10きっかけでアナログシンセにハマり、部屋がモジュラーシンセで埋まりつつある、シンセフリークな御方ですw 今回の曲はアナログモジュラーシンセを駆使した、実験的要素の強い曲を書いて下さりました。一部リアルタイム録りだそうです。彷徨うかの如き不安感を誘うシンセのフレーズと、音数を抑えたリズム隊の絡みが非常にカッコイイ曲です。と同時に気持ち良いです。妙に陶酔感があって、音の良いサウンドバーでオンザロックのウイスキー片手にゆったりと酔いしれながら聴きたい曲です。三味線の音だけが唯一アナログシンセ由来ではないのですが、アナログ的手法で音の変化や激しい奏法などを再現されたそうです。暴力的とまで言える、激しい三味線のフレーズは必聴。

実験的な環境音楽からファンコットまで網羅した制御棒侍3、素晴らしいアルバムに仕上がりました!是非お買い求めください。



2012年11月1日木曜日

M3御礼/制御棒侍/Girls Only2



M3ご来場の皆様、CDを買ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
そしてGirls Only2メンバー&制御棒侍メンバーの皆さん、お疲れさまでした。
CDを置かせていただいた螢屋さん達、ななしさん、お世話になりました。

M3の後、風邪で寝込んでいた為、御礼の日記が遅れてしまいました。
元から体調が良くなかった上に、帰り道で雨に当たってしまったからでしょう。
実は今も38℃の熱があるのですが、意外と熱が出ている時は諸症状が落ち着いて
楽なので、こうしてパソコンに向かっています。

今回も、女子部として出展しました。
いやー、本当、ブースって狭いよね。後50cmぐらい幅欲しいねw

今回女子部では、旧譜の他、新譜として『Battery Operated: Girls Only 2』と
映画「制御棒侍」サウンドトラック』、そしてちゃきさんの個人アルバム
me and my shadow』を発表。

自分も深く関わっている、『Battery Operated: Girls Only 2』と
映画「制御棒侍」サウンドトラック』について軽くご紹介します。

Battery Operated: Girls Only2
今回も、CD装幀のデザインを担当させていただきました。
前に撮った写真や素材を使い、デザインも前回の路線を踏襲ということで
前回と比べたら驚くほど苦戦しませんでした。

『春のM3では全力疾走しすぎて疲れてしまったから、今回は省エネで
行こう』との幹部合意で出したアルバムで、収録曲も9曲とそんなに多くなく、
装幀のオプションも質素なものを選び、お財布に優しく500円で販売♪
参加メンバーは4人でした!

本屋さんに行って研究してきたと言うちゃきさんこだわりのポップ。

音源のデモが聴けるPVはこちら!(ちゃきさん作成)
ガーリィなジャケに反して、骨太で質の良いトラックが揃っております。

今回、私は2曲提供しました。
実はプライベートで色々とゴタゴタがあり、提出期限に遅れてしまったりと
色々ご迷惑をおかけしてしまいました。この場を借りてお詫びします。

1曲目『religia3.4』by CardiacTrance
religiaは、ポーランド語(確か)で信仰とか宗教という意味です。
傾向は前回の『Casper』に似ている、つまりDS-10とM01の両刀な
オペラテクノなのですが、いつもの自分の作風とかなり離れており、
自分でも何でこのような曲を作る気になったのか、よく分からんのですw
確か、真夜中に何か考え事をしていて、ふと思いついたような…w

曲中でBPMが変わりまくり、変拍子も激しいですが一応テクノです。
多分、4つで打っている箇所は無いんじゃないかな。
新しく買ったガイガーカウンターの音をサンプリングして使いました。
コーラス部分は4声に分かれており、全パート私です。いつもの1人合唱団ですwww
妹にも歌ってもらいたかったのですが、今回はイタリア語のように舌を巻いて
発音する箇所があり、妹は舌を巻けないので、声ネタで参加してもらいました。
時々ボソボソと何か喋っているのが妹です。ちなみに、途中2回ほど入る、
何かを唱えているような低い男性のような声は、DS-10で作った合成音声です。

歌詞やスクリプトに関しては、秘密なので、聞かれても答えませんw
使っている言語に関してもノーコメントですw
(つうか、発音悪いから、言語を知ってる人が聴いても解らないと思うw)

2曲目『enhancement 90』by CardiacTrance
こちらは普通に正当派(?)四つ打ちダンストラックです。
トラックはDS-10+で制作、ボーカル部分のみmicroKORGのボコーダーを
利用しています。(microKORGは何げに電池駆動可能なのだよフフフ。)
エレクトロ、ダブステップ的な要素を入れたので普段の作風よりポップに
なりましたが、個人的に作っていて楽しいタイプの楽曲でした。

前回の収録曲『love30.1y+』と同じく『ある存在』の立場になって歌った
曲ですが、ウジウジしていた前回のヤツとは性格が違い、筋肉バカといった
キャラ付けをしています。英語歌詞ですが、ボコーダーを通しているので
更に聞き取りにくくなっています。歌詞を知りたい方はメールください。
こちらの曲の歌詞は、全く秘密ではありませんのです。
(アメリカの深夜にやっていた、ち○ち○を大きくするおくすりのCMが
インスパイア元なので、ちょっとヨゴレな感じの歌詞ですw)

映画「制御棒侍」オリジナルサウンドトラック
今回、自分が企画したコンピレーションアルバムです。
相当ワケのわからない経緯で発動したプロジェクトなのですが、総勢10名の
豪華メンツが集結してくださいました!お題は映画のサントラ風の曲か、
和風のテクノ。和風ということで、機材縛りをすると難易度が高すぎるので
機材縛りは無しでしたが、蓋を開けてみたら6割以上の楽曲に
DS-10かM01が使われていました。

今回のジャケの為に、花粉症の薬で眠い妹をひきずって写真を撮影してきましたw
この通り、かなり身体はってますw
ブックレットは3つ折り6ページ両面カラー!

ほんの少しメイクをしたのですが、それでも何か知らんけど濃くて、
ジャケに使った画像はPhotoshopで『化粧落とし』をする羽目にw
クロスフェード(CDの曲順に並べてある)はこちらです。
http://soundcloud.com/yotsuchi-systems/crsamurai

実写映像を取り入れ、無駄に凝りまくったPVはこちら!是非見てね♪
個人的には、怖音さんの曲の箇所の映像が気に入っています。

ではでは、オーガナイザー自ら、各楽曲を紹介させてください。

雷(いかづち)の神殿 - Ruins of Thunder - / Akinori Nemoto
骨太な和風サイケデリックトランス。
金属的な音と、ピッチを下げた声ネタ、とことん固いキックが魅力です。
出だしのインパクトとキックの音圧に迫力があるので、1曲目になりました。
Juno Reactorを彷彿とさせるサウンドです。

叢雨 - MURASAME - / Kaoru Watanabe
出す曲全て外れの無い、ピクニック番長わたなべ氏による一曲。
重厚で、重苦しくうねるグルーヴ、それでも疾走感のあるドラムンベース?
ジャングル?といった感じのエスニックなチューンです。とにかくセンスが良い。
M01を2台、DS-10を1台使ったそうで、この濃厚さ、頷けます。

崩壊熱の悪夢 - A nightmare of decay heat - / futagonochichi
今回が初めてのコンピ参加になる、双子の父さんの一曲。
80年代のゲームミュージックを意識した作品だという事ですが、聴いて
一番最初に思ったのは『これは外国でウケる!』でした。王道な和風
チップチューンに仕上がっており、たまらんです。

サムライめぐりあい - Samurai Meguriai - / DJ zetu
何となくアンニュイな雰囲気を醸し出す、ミドルテンポのハウスナンバー。
さすがDJなだけあって、フロアユースも視野に入れた音作りが感じられます。
派手ではないのですが、とてもお洒落な曲です。クラブで踊りたいですね~。
キックとベースの音圧とバランスがとても良い。

制御棒侍の休日 - A rest day of the samurai - / RON
こちらはダンストラックではなく『時代劇のサントラ風』な一曲。
物悲しく哀愁の漂うメロディー、ドラマチックな展開は『サントラ』の名に
相応しいです。メロディーの運びとパーカッションの扱いがとても丁寧。
途中のブレイクが個人的にはお気に入りです。しんみりと聞き惚れてしまいます。

OOASA ~秋の制御不能まつり~ - Outta Control Dope Festival - / CardiacTrance
長いタイトルを付けてしまった為、ジャケのレイアウトの時に自爆しましたw
神楽笛、太鼓の一種であるチャンゴ、ミニジャンベを実際に演奏してサンプリング、
Electribe SXで組んだトラックとミックス。怪しくてアシッドなミニマルテクノに
仕上がったため、こんなラリラリなタイトルになりました。

FUJIYAMA overdrive / kowaoto
DS-10公式イベントでフロアを熱狂の渦に叩き込んだ『怖音サウンド』は健在でした。
オールDS-10で作られたそうです。畳み掛ける暴力的なノイズ、乱打される
パーカッション、うねる怒濤のベース。これ、是非フロアで聴いてみたいです。
今回もDS-10のシーケンス画面は真っ白になっていた事でしょうw

西向く侍 - Samurai is facing west - / COSMOWORKS
冒頭が非常にドラマチックで、とても映画っぽいので、PVの冒頭でも使わせて
いただきました。長年の経験を感じさせる安定感のある曲です。ハード機材を
駆使した、圧倒的にアツく、キャッチーなメロディー。サンプリングのセンスの
良さが光ります。これも、相当に外国人にウケるであろうダンスナンバーです。

侍の舞 - Samurai's Dancing - / X-traX
CT+Xで1曲(半曲?)担当したのに更にもう1曲提供してくれたX-traXさん。
飛翔感のある、壮大なメロディーが特徴のダンスナンバー。クロノトリガーで
お馴染みの光田さんの楽曲を彷彿させる構成で、とてもドラマチックです。
ブレイクの組み方や盛り上げが素晴らしいのでCDの後半に配置しました。

瞬間、心、定めて。 - I am here and alive - / CT+X
CT+XはCardiacTranceとX-traXの2人によるテクノユニットです。
今回もいつもと同じ手法で、M01のデータ交換をして仕上げました。
X-traXさんが大体の骨組みを作り、データを渡された自分が残りを完成させ、
インディアンフルートと神楽笛の演奏を組み込みました。
彼の音の選び方のセンス、キャッチーなメロディー構成にはいつも驚きます。
ドラマチックで哀愁漂う、泣きのトランスです。

悲しみの臨界点 - Past the Critical Point of Sadness - / mistyminds
mistymindさん曰く、制御棒侍プロジェクトが発動するかしないかの初期の
段階で曲のイメージが固まっていたそうです。デモもすぐに上がってきました。
こちらもRONさんと同じく『サントラ風』の曲。M01の和風プリセットを
駆使し、切なくも美しいメロディーを組み上げてくれました。いつも思いますが
mistymindsさんは、気持ちの良いハーモニーの構成が上手です。

CDのマスタリングは曲提供の方もしてくださったCOSMOWORKSさんに
依頼しました。タイトなスケジュールなのにも関わらず、きめ細やかに
個々のメールでの依頼に対応していただき、とても助かりました。

この『制御棒侍プロジェクト』『架空の映画』を題材にしたものです。
私が用意したのは最低限の設定と、何点かの画像のみで、楽曲参加の皆様
には『自分だけの制御棒侍の世界を作ってください』とお願いしました。
その結果、曲の数だけ、制御棒侍の世界が描かれました。

中には、小説などの読み物を送ってくださった方もおり、ここまで
可愛がっていただけるなんて、企画者としてこれほど嬉しい事はありません。



Akinori NemotoさんとDJ zetuさんによる短編小説と、初期段階で出た
絵コンテなどの資料、販促用画像、初公開の画像、各作曲者さんの使用機材
のリストなどを含めた特典PDFを用意しましたので、是非DLしてください
50ページの大ボリュームです!(PDF形式、サイズ約10MB)
http://yotsuchi-osc.sakura.ne.jp/CRSH/CRSHaku.pdf

さて、皆様のお陰で無事に出す事が出来た『映画「制御棒侍」オリジナル
サウンドトラック』ですが、制御棒侍はこれで終わりではありません!
『下ネタから生まれた、本気のエンターテインメント』はこれからです。
来年春のM3でも何かやらかそうと構想を練っている途中です!

今回のアルバムですが、暫くして環境が整ったら、主に海外向けでiTunesか
何かでオンライン配信を開始する予定です。その際はオランダの変態野郎、
DS-10 Dominator参加のボーナス曲を含める予定!お楽しみに!

ちなみに、全曲iTunesで落とすと、多分アルバムを買うよりも高くつくので、
ボーナス曲のみDLしてCDアルバムの方を買うのをお勧めします。
一枚1000円です。通販を受け付けておりますので、是非ご連絡ください。



ちなみにこれM3の戦利品。

2012年6月9日土曜日

楽曲ダウンロード販売開始!&ライブ告知




私も3曲提供しているテクノ系コンピレーションアルバム、
"Battery Operated: Girls Only"がインターネットでもダウンロード
購入が出来るようになりました!
"Battery Operated: Girls Only" Online album download purchase now available!

iTunes Storeは勿論、amazonなどでも買えます。
試聴して、1曲ごとに購入する事も勿論できます。
是非是非!聴いて!そして買って!←

iTunes Store
iTunes Store(日本)
iTunes Store(English)
Amazon.com

アルバムをフルでダウンロードする場合、CDを買った方が安くつくと
いう謎の価格設定になっておりますので、全曲欲しい方はCDの方を
お勧めします。CDの通信販売をやってます。詳しくはこちらから。
【電池駆動式★女子部】公式Webサイト

私個人のアルバム"reasons to be a bitch"(500yen、送料別)の方も
宜しくお願いいたします☆



★★ 告知




"Battery Operated: Girls Only" の発売を記念して、渋谷で
リリースパーティーを行う事が決定しました。是非お越しください!
日曜日だけど19時には終わるから、明日の仕事に響かないよ☆

素敵なゲスト陣の中には、あの佐野電磁さんも!

そうそう、会場の渋谷en-sofさんは雰囲気がオシャレで食べ物も
お酒も美味く、音質も良い、大人で素敵なダイニングバーです。
みんなジャークチキンジャークチキンうるさいけど私的には
魚系メニューがイチオシなんだぜ☆

"Battery Operated: Girls Only" Special Release Party!!
■ 日時:6月24日(日)June,24 (Sun)
■ 場所:en-sof Shibuya, Tokyo ※東急本店の真向かいの地下1Fです
en-sof @ 渋谷

■ OPEN 14:00 START 14:30  ※デイイベントとなります
■ Fee:2000yen/1D付

★★ 出演Artists
mistyminds
CardiacTrance
832pie
(以上、電池駆動式★女子部)

★★ Guests
佐野電磁(sanodg/Nobuyoshi Sano)
CT+X
Kaoru Watanabe

★★ 超かっちょいい(←自画自賛)告知動画も用意しました。
みんなの曲が聴けます。是非見て見て!

Super cool promotion movie! Check it out!






★★ イベント当日は、物販も用意いたします。

We are selling our CDs at the party as well!
"Battery Operated: Girls Only"のCDの販売は勿論、
Celestial Hour (mistyminds), am 5:00(832pie),
reasons to be a bitch (CardiacTrance)など各アーティストの
アルバムも販売を予定しております!是非お越し下さい!

各アルバムのクロスフェードデモの視聴はこちらからどうぞ!

Listen to the cross-fade demo for each CD here! 【電池駆動式★女子部】Official Web



2012年5月3日木曜日

【2】曲紹介と個人アルバム紹介

ここからはちょっと個人的な告知。

先ず、Battery Operated: Girls Onlyに収録された3曲について
ご紹介したいと思います。

Tr.5【Casper】
音源にDS-10とM01の両方を使用したトランス系楽曲。
ベースとシンセ和音はDS-10、リズムトラックとバイオリン、ピアノの音色は
M01を使用。今回、ウタモノをやってみたくて、妹と私によるオペラ風の
コーラスを入れました。その際、初めての録音で妹は固まっていて充分なテイク数が
録れず、私は慣れないボーカル録音指導やらで疲れて、満足の行くものが
録れなかったのですが、マスタリング担当のTuKuRuさんがミキシングの方も
好意で引き受けてくださり、見事に化けました。本当にお世話になりました。

実はボーカルトラックのミキシングは難易度が高く、特殊なテクニックが必要です。
普通にミックスしても、バックのトラックに上手く混ざらず浮いて聴こえます。
フィルターやEQで整える必要があります。
ボーカルを前に持って行くか後ろに持って行くかは好みで決めます。

今回はボーカルトラックの粗が多過ぎたので、後ろの方に持っていくアレンジを
お願いしたのですが、遠くから聞こえてくる感じで、神秘的と言うか、曲の
コンセプトに良く合った感じに仕上がりました。

曲のコンセプトなのですが、モチーフはキリスト教のマギ3賢者です。
過去にBaltasar、Melchiorは発表済みなので今回のCasperで全員が揃いました。
前2曲の発表とだいぶ間があった理由は、Casperの象徴するものが『受難である
死と老い』というネガティブなものであるという事で、タイトルとして
使いにくかったからです。

もの哀しいマイナー進行が多く、ボーカルも儚げな感じ(特に妹)なので
Casperとして発表しました。後々のリサーチで、死と老い以外に
『復活』も象徴していると知りました。^^

3賢者が揃った記念に、ミキシングまで担当してくださったTuKuRuさんに、
3賢者が持って来たという乳香、黄金、没薬のセットを差し上げました。

Tr.8【love30.1y+】
前に、双子の父さんにガイガーカウンターSOEKS-01Mを魔改造していただいて
クリック音のライン出力が可能になった日記を書きました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1822756284&owner_id=254021
これは是非このコンピで使わなければ…!と思って制作した曲です。

リズムやベースは殆どDS-10、一部シンセ音とヴォコーダーはmicroKORGを
使用。曲のジャンルは自分でもよくわからないのですが、HipHopと言うか
ダブステップ的な何かだと思いますw

この曲の制作は『放射能集め』から始まりましたwww
やさしお、ラジウムボール、キャプテンスタッグのマントルなど、放射線源は
色々とあるのですが、今回は事故で原発から放出されたものにこだわりました。
ホットスポット柏にて、側溝の泥など3種類のサンプルを採取。それぞれ放射線の
レベルが違うのでガイガーカウンターが鳴る頻度に緩急が付けられる仕組みです。

側溝の蓋を開けて泥をほじくり出している私の姿は不気味だったことでしょうw
SOEKS-01Mはクリック音を選ぶ事が出来るのですが、音色が変わると言うより
音階が変わるだけです。音量をMAXにした時のクリック音がF、A、C#、Gの
組み合わせで中では一番使いやすいです。(C#が邪魔ではありますがw)
これをリアルタイムで切り替えたり放射線源に近づけたり離したりする事で
『演奏』が出来ます。とは言っても、放射線はランダムなので完全に制御は
出来ず、そこが面白い所でもあります。音階を切り替えたのは冒頭だけで、
後はずっとAで固定しました。

演奏風景はこんな感じw
サンプルは弱い順から72cpm(0.6μSv/h)180cpm(1.5μSv/h)、
288cpm(2.4μSv/h)です。cpmはCount Per Minuteの略で、1分間に
何回放射線がガイガーカウンターに入るかという数字です。
一番強いサンプルは288cpmなのでかなり頻繁に鳴ります。
(この収録をした後に408cpmのサンプルを近所で発見しましたw
ガイガーカウンターを当てると、カリカリカリカリと、大変やかましいですw)

ロボットボイスの声ネタは、私がmicroKORGのヴォコーダーを使ってアドリブで
喋ったものの中から選びました。英語歌詞ですが色々と妙な事を言ってます。
原発から出た放射性物質にこだわった通称『放射能テクノ』とは言え、歌詞には
敢えて反原発などのニュアンスは入れず、とある『存在』の立場を歌いました。
聴き取りにくいので、歌詞を知りたい方は、ご連絡いただければ元歌詞と和訳を
送りますよん^^

Tr.9【Miyabi Stylus】
機材構成的には一番シンプルな曲です。オールDS-10で、ほぼ全部リアルタイム演奏。
と言っても3台使用したわけですがw(DS-10+1台とDS-10シングル2台)
以前にTaiko StylusとMatsuri Stylusという2曲の和風テクノを発表していますが、
それの後継曲で、今回もかなりアッパーな4つ打ちです。
Taiko Stylusはお神輿サウンド+ねぶた的フレーズ、Matsuri Stylusは一般的な
『和風』サウンド。そしてMiyabi Stylusでは雅楽サウンドを採用しました。

肝となってくるのが音色なのですが、最初はM01で探したのですが雅楽の音色は
殆ど無く、全部DS-10で作りました。琴(和琴)、琵琶、鼓2種、太鼓、笙、龍笛の
7つの他に、雅楽では聞いたことが無いけど、鈴の音の合計8種類を制作。
この作業は大変楽しかったです。笛の音を作る時に一度心が折れそうに
なりましたがw 笛の音ってDS-10でリアルなものを作るのが難しいんですよ。
私自身が、笛を吹くのが好きなので、妥協しにくいというのもあると思います。
どうしてもシンセっぽくなっちゃう。この時は一度M01に戻り、色々と笛系の
プリセットを重ねてみたのですがしっくり来ず、こちらも、音的には
合成っぽくても、LFOがあり、音色の細かい制御のきくDS-10で作りました。

最初は名前の通り雅な感じで始まるのですが、途中から若干エレクトロの入った
テンポ速めの4つ打ちへ変化。ここからはあまり伝統的な和なフレーズに拘らず、
キャッチーでノリノリな感じの進行でやらせていただきました。

曲のサンプルは、こちらのアルバムクロスフェードデモで一部聴く事が出来ます。
http://soundcloud.com/battery-operated/album-battery-operated-girls

こちらのPVでも少し聴けます。

もう1つ告知!

M3では『Battery Operated: Girls Only』以外にも各メンバーの個人アルバムを
500円で販売しました。こちらが私のアルバム『reasons to be a bitch』です。
タイトルの意訳は『アタシが嫌な女な理由』。
収録曲とアルバムのタイトルは全然関係無いです。
最近、『私ってとことん嫌な女だなー』と強く思った出来事があったので、
反省の意味もあってこんなタイトルにしましたw

過去に発表済みの音源も入っていますがCD音質でリマスター済み。
新曲も幾つか収録されています。ハードハウスからアンビエントまで色々。
ジャケが怖いのであまり売れないと思ったのですが、予備用に持って行った5枚も
含め、30枚が早々にまさかの完売!本当にありがとうございました。

CD本体のライナーノーツとはちょっと違った感じで各曲の短い紹介をいたします。

Tr.1【Solid Stylus】
何故かRemixバージョンだけがYouTubeで公開されていた曲。
こちらがオリジナルです。DS-10+で制作。ちょいエロ?

Tr.2【Nepal Soundsketch】
ネパールに旅行に行った時に作った曲です。聴くとその時の思い出が蘇ります。
ネパールの都心と田舎、どっちとも行きましたがそれぞれ違った音に溢れていて
それをDS-10で『スケッチ』しました。

Tr.3【De Sinusknoop】
声ネタと心音がドミちゃんから提供されている、通称『ドミニマル』。
自分としては珍しい3連などを多用した重苦しいグルーヴ感のある曲。

Tr.4【Deep Inside】
オールナイト☆デチューンで演奏したDS-10とM01の合わせ技。
曲調が途中でガラリと変わったりBPMが変わりまくるフリーダムすぎる曲。

Tr.5【Dancing On The Dragon】
これ実は元ネタ有りのRemix曲なのですが、あまりにも原型を留めてないので
収録しました。元ネタわかったらすげーよ。

Tr.6【Sharply Bent Wire】
DS-10に曲のタイトルを連呼させたガッツンガッツンしたハードハウス。
何故か『Wire』の発音が日本語訛りw

Tr.7【Womb Crystal】
制作に費やした時間は非常に短い曲なのですが、何か気に入っています。
DS-10でアンビエント作るの結構好き。

Tr.8【Still Alive】
こちらもDS-10アンビエント。
綺麗で優しい音を目指したのですが、キャラが出てしまい、尖った音も入ってます。

Tr.9【3 in 1】
某所から依頼を受けて制作したのに誤発注でお蔵入りとなった3曲を怒りのあまり
MIXしたものw 30分持たせる予定で作ったものなので、10分程度のこのMIXでは
だいぶ端折ってます。レコーディング風景がこの通りとてもキモいです。
Tr.10【The Synth World (secret bonus)】
クロスフェードデモに収録しなかった、隠し扱いの曲。
気になる方はCD買ってくださいw
色々な意味でブットンでますw

個人アルバムは電池駆動の機材縛りという制約が無く、色々な機材を総動員
したので、部屋がカオスになりました。
(それでも一応、DSのみで作っている曲が圧倒的に多いです。)
(まだ部屋に色々転がっているんだよなぁ。部屋の掃除しなきゃ。)

この個人アルバム『reasons to be a bitch』ですが、もし欲しい!という方が
いらっしゃいましたら、是非ご連絡ください。こちらは業者さんではなく自分で
制作しているので、追加で刷れます。値段は500円+送料です。
イベントなどで手渡し可能ならば、当然送料はいらないです。
先程の日記で告知したリリースパーティーでも販売を予定しております。

クロスフェードデモ(tr.10以外)はこちらで聴けますー。
http://soundcloud.com/battery-operated/reasons-to-be-a-bitch

【1】M3御礼&告知

1ヶ月近く日記を更新していなかった事に気が付きましたw
忙殺されていました。正直、ここ1ヶ月の記憶が曖昧ですw

M3という即売会でDS-10界隈の仲間達とテクノ系オリジナルコンピを作り
出展しました。あんなに大変だとは思わなかった!w

イメトレばかりしていて曲の制作に取りかかるのが遅かった自分が悪いんだけどw
(作曲の際に明確なコンセプトがある場合、イメトレに費やす時間が長いw)
ちょっと(どころじゃなく)タイムマネージメントが甘かった。
ここ1ヶ月ぐらいは常に全力疾走でしたw



知らない人のために説明しておくと、M3は音楽、メディアミックス映像系に特化した
即売会です。コミックマーケットみたいなものと言うか…コミケに行った事が
無いので合ってるか分からないけど。我々のようにオリジナルを作品を出展する
サークル有り、版権物の同人作品を出展するサークル有り。
楽器メーカーなどの企業ブース、演奏ブースもありましたね。こちらKORGさん。



M3について詳しくは:
http://www.m3net.jp/

今回、電池駆動式★女子部というサークルで、オリジナルコンピレーション
アルバム『Battery Operated: Girls Only』を制作いたしました。

きっかけは、M01が出てからDS-10/M01界隈に女性のプレイヤーが少し増え、
『女だけ集めてコンピ作れるんじゃね?』と主催のちゃきさんと話をした事。
アイデア自体は去年の秋ぐらいにはもう出てたけど、実際に企画として
動き出したのはもう少し後の事でした。動き出してからはアッと言う間!

電池駆動式★女子部の公式サイトはこちらです。
http://denchikudoushiki.web.fc2.com/
メンバー紹介やアルバムのクロスフェードデモ、PVなどが見られます。
私の写真は奇跡のウルトラ詐欺写真です。『画像はイメージです』という
注釈文を下に付け加えたいほどです。

最終的に6名の女性が企画に参加、マスタリングを担当して下さったTuKuRuさんと、
ジャケット用の写真撮影のMather君が男性スタッフとしてヘルプに入りました。

13曲+アルバムを購入された方のみDL可能なボーナストラック2曲の
全15曲入りで1000円。ジャケットの印刷を業者さんに頼んだので、本格的な
ものが出来ました。

収録曲はサークル名にも書いてある通り、全て電池で駆動する電子楽器
(DS-10、M01、monotron、kaossilator、microKORGなど)で制作されました。
女性ユーザーが増えたきっかけでもあるM01を使用した曲が一番多いです。
楽曲のクオリティが全体的に高く、DSで作ったとは思えないほどで、曲が全部
CDに収まりきらないと判明した時に、メンバーのほぼ全員が『他の皆さんの
曲の方がすごいので、私のを削ってください』と申告したという裏エピソードがw
(結局、一番多く楽曲を提供しているメンバーの曲を2曲、CDには収録せず
アルバムを買ってくださった方のみDL出来るボーナスにすることで解決しました。)

今回、私は3曲提供しました。皆さんシンプルにDSのみでキメているところ、
1人だけDS以外の機材もぐちゃぐちゃ使ってましたw
主軸はあくまでDSですけど。3曲全部、自分にしては割とキャッチーな傾向です。

曲提供以外にも、CD装幀全般と宣伝用PV、M3会場上映用PV、
ポップやフライヤーのデザインを担当させていただきました。
普段仕事でやっている事が役に立った感じですw
ちゃきさんの方から出していただいたコンセプトが明解だったので楽でした。

写真はMather君とちゃきさんが撮影。『ちょっとだけセクシー、だけど男向け
な直球エロではなく、ガーリィで女の子にもウケる感じ』という本当に微妙な
バランスで匙加減の難しいコンセプトなのに、ちゃきさんが言った通りの
形になった写真が上がってきて感動しました。それに応えてデザインも
かわいいクールな感じで仕上げたつもり…っス。

初期ロットとして100部作ったのですが、お取り置きとM3販売分で
8割売れました。買ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
追加生産をする予定です。もし欲しい!という方がいらっしゃいましたら、
是非ご連絡ください。価格は1000円+送料です。

更に、iTunesやAmazonでのダウンロード配信も手配済みです。
近いうちに配信が始まると思うので、追ってご連絡いたします。

【告知】
いつもお世話になっているDETUNE佐野電磁さんのご好意で、リリース
パーティーの開催が決定いたしました!!6/24、場所は渋谷EN-SOFです。
2000円/1Dです。是非是非、遊びにきてください!CDの販売もいたします。
まだ少し先の話なので詳細は決まってはいないのですが、CDメンバーの生演奏は
勿論、ゲストも呼んで楽しいパーティーにしようと思います。
ちなみに渋谷EN-SOFさんには何度か行った事があるのですが、小規模の
ハコとしては非常に音が良く(柔らかくて心地よい感じです)、食べ物が
充実しておりどれも非常に旨いです。クラブと言うよりはDJバーといった
感じなので、椅子に座ってゆっくり寛いだり飲食が出来ます。



色々と大変だったけど、形に出来てとても嬉しいです。
たくさんの方が買ってくれて、聴いてくれている事は、何よりの喜びです。

主催のちゃきさん、本当にご苦労さまでした。ナイスプロデュースです。

楽曲を提供したり、歌で参加したり、M3で売り子をしたメンバーの皆、
マスタリングをお願いしたTuKuRuさん、写真撮影に協力してくださったmather君、
寒い中頑張ってくれたモデルさん、ガイガーカウンターを楽器にしてくれた
双子の父さん、M3会場でブースに遊びに来てくれたり、差し入れやお土産を
持って来てくださったり、手伝ってくれた皆さん、Twitterなどで宣伝に協力
してくださった皆さんetc…ありがとうございました!
本当にたくさんの方からのサポートを頂きました。
1人でも欠けたら出来なかったプロジェクトです。感謝!!